「七月だねぇ」
「おう」
「…暑いよねぇ」
「まぁそういうときは夕涼みでも…そういや西の国には七夕とか言う行事があったな」
「何だよそれ」
「何でも…7月7日に天の川を眺めて竹の枝に願い事を書いた短冊吊るして翌日それを焼くと願いが叶うらしい…伝え聞きだからオレもよく解らん」
「……それって織り姫と彦星とか言う童話の話?」
「ああ、そうそう織女と牽牛だ。好き合う二人が天の川に阻まれて会えないのが哀れだと思った神が橋を架けたら二人とも神から言い付かっていた仕事を放棄し
ていちゃついてばかりだったもんだからその橋を神が破壊してしまって年に一度だけその橋を復活させて逢う事が許されたとか何とか」
「なんだか色々間違っている気がします」
「オレもそう思う……」
「でもさ、凄いよね仕事ほっぽらかして毎日逢い引きって、うらやましい……」
「……アルフォンス」
「はぇ?」
「オレの与えた仕事を放り出し、視察に出かけるオレの後をこっそり付けて剰え勝手にオレと己の休暇届を出して視察を終えたオレを取っ捕まえてバカンスへとしけこもうとした大馬鹿者はどこのどいつだ?」
「……だ、だれだったっけ、なー……」
「その後厳重注意を受けて始末書を書くよう命じられ、その始末書の内容をオレへののろけで埋め尽くしたのは一体何処の大馬鹿野郎だ?」
「ど、どこのオオバカヤロウでしょう……」
「アルフォンス!」
「はっ、はいっ!!!!!!」
「オレはその後あの無能にサンッザン虚仮にされからかわれたんだぞ!!!!『鋼の、君は本当に愛されているのだね、うらやましいものだよハハハハハ』とか言って!!!!!!あーもう思い出しただけでムカつく!!!!!!」
「……そ、それは…兄さんがあまりにも可愛くて格好良くて色っぽくてセクシーで何て言うかこう今すぐ押し倒して撫で回すのなんかする間もなく突っ込みたいと思わせるのがいけないんだ!!!!!」
「はぁ?」
「本当にそうやって偉そうに腕を組んでるのなんか見るとその端正な顔を苦痛と屈辱で歪ませてやりたいとか思うよ……」
「……アルフォンス、お前目つきがヤバい」
「ああヤバいだろうねそれもこれも兄さん、貴方がいけないんだ!!!」
「オレのせいかよ!!!!」
「貴方がそんな目でボクを見る、から……っ!」
「お、おいおいおい?」
「貴方がボクを…狂わせたんだ」
「何だこれなんかBLな展開だぞ!?何お前どうしたよ痛いってちょっと肩痛ぇって!指食い込んでるっての!」
「ねぇ逃げないでよ…そうされると乱暴にしてしまうから」
「くっ……そ、おまっ、眼ぇ醒ませこんの、ボケアルフォーーーーーーンス!!!!!」(ガキィィン!/鋼の右)
「ぐはぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!」(吐血)(昏倒)
「……っは、ぁ……全く油断も隙もねぇ……今度無理矢理ヤりやがったらミンチだミンチ……」
『少しはムードってもんがいると思うんだけどなぁ……』(Byエドワード・エルリック)
『七月の星空』 2005.7.6
なんだかタイトルと内容が全くがちあわないです……_| ̄|○
七夕ネタにも全く引っかかりもしないうちの馬鹿兄弟……(笑)
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