「本当に、夕べは散々な目にあいかけましたよ」
 襟元を緩めながらふぅ、と錬金馬鹿兄弟のでかい方が息を付いたのをみて、ハボックはくく、と笑う。
「でもまぁ、いいじゃねぇの。結局美味しい思いはしたんだろ?」
「まぁ、それは勿論」
 現在の時刻は午前11時少し前。
 一服してくると鬼の様な状況の執務室を脱走し、昨夜のエドの暴走劇にうんざりした顔を見せるアルをからかいがてらサボり、という状況である。
 あの兄弟がそういう仲だ、と始めに聞いた時は驚いたハボックだったが、そんな事は今はどうでもいいことになっていた。
 というよりも、この結構モテる顔した二人がくっついてしまえば敵が減るから少しは彼女も作りやすい、というのが本音だったのだが。
「で、どうやって大将止めたのよ」
「えーっと、確か……」
 しかもこの弟は兄と違って会話に結構際どい事が含まれても素面で付いてきてしかも己もそれを平然と真顔で話すのだ。こういう会話の嫌いな野郎は余りいな いのが常だからハボックもアルとよくそういう話をして烈火のごとく怒るエドに追い回されていたりする。
 どうもあの兄の中では今だ弟は清らかな天使の如く神格化されていて、そんな事は言ってはならんのだそうだ。
 もういい大人だというのに、夢見るのもいい加減にしたらどうだろうか。
「はっきり覚えてないんですけど……いいですか大体で」
「おお。構わねぇよ」
 ニヤニヤ笑いつつ頷くハボックに、アルは少し眉間を押さえて思い出す様な素振りを見せつつ口を開いた……かと思うとそのまま句読点無しでマシンガンの様 に言葉を並べていく。
「確かですね、兄さんがのしかかってきてはだけた人の胸に唇這わせて吸い付いたり歯を立ててきたもので気持ちイイけどこのままだと本当に喰われるなぁと 思ってシャツの上から脇腹の骨盤に近い部分をくすぐってそのまま背骨を伝って指を這わせて背が沿った瞬間にはだけていた襟から見えた鎖骨を舌で嘗めて甘噛 みしてそっちに兄さんが気を取られている隙にベルト外して下着ごと引き下ろして半勃ちになってたナニを握りこんで軽くしごいてやって素早く空いた手にロー ション絡めて後ろのかわいい口に滑り込ませて前と後ろを同時にしてあげるとひどく悦んで泣き叫ぶんでしばらくそうやって弄ってあげてご免もう許して我慢出 来ないって兄さんが言い出した所でボクのモノを兄さんの口でシて貰ってから騎乗位でしっかり3ラウンド。その後はええと背面座位で何回かシたし対面でも やったっけ?もう犯りすぎて一体何回犯って何度兄さん失神させたか忘れたなぁ……」
 思わず、火をつけようとくわえた煙草がポロ、と落ちる。
「申し訳ありませんがもう思い出せないんで今日はこれくらいでいいですか?ハボック少佐」
「け、結構で、ゴ、ゴゴゴゴゴザイマス…………」
 襲われかけたことか、それとも兄に喰われそうになった事なのか。
 何が彼の傍目穏やかだがドス黒い精神を見事に刺激してしまったのかは判らないがハボックははっきりと思い知った。

 大将、あんた史上最悪最凶の相手にとっ捕まっちまったんだな……、と。







 S.E.E〜Super Eccentric Erlic〜 No.3 2005.5.9

続いたどころかつながってきました(笑)
なんだもういいよ笑うしかないよ。
アルフォンス君、君は一体兄さんに何をしてしまったんだ教えてくれ(って書いたのはお前)

で、がすよ。(がすよって何よ)
このアルのあのヤバい台詞の部分をですな、文章に出来るだけのゲラが頭の中に存在しておりまして。
で、現在BBSで東條にそれを書かせようじゃねぇか企画が勃発しております(ぃやめてくれぇー!)
あと何人かでそれを受けて立たねばならん状況下に追いつめられそうです。
まぁ良かったらBBS見て参加してやってください(笑)



 

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