「にいさーん、支度出来……ってなにそれ!!!」
「……でんちゅうでござるでんちゅうでござるー」
「……松の廊下ごっこはいいから」
「…いや、お前が着ろゆーた服の箱をこう開けてだな」
「……ボクが着てね?と言ったのはこっちの白地に金の箔押しの方の箱、こっちの黒字に銀の箔押しの方はボクのサイズだから違うよって言ったよね?」
「うー」
「聞いてるの?」
「がー」
「……兄さん?」
「……っ、何が悪いんだよ!つーか何でこんなにでかいんだよお前の礼服!同じ飯喰って同じ条件下で生活してて何が違うってんだよ!!」
「それはほら、多分牛乳飲まないから」
「んな事関係あるかー!!第一カルシウム吸収に関して言うなら成長期に摂取らなけりゃ意味がねぇ!それに関しちゃオレもお前も同条件だ!」
「…じゃあボクの骨格が父さん似で兄さんの骨格が母さん似だったってことで諦め」
「られるかボケーーー!!!オレはまだ伸びる!!!管理人は未だに背が伸びていると言うしな!!」
「いくら兄さんが人外魔境と言われるからってあの特別指定天然危険物と自分を一緒にしないの。というかね……言うまいか悩んだけど言った方が良さそうなんで言う事にするよ」
「…あんだよ」
「それは元々管理人が月別お題が今回でおしまいだからってお祝いに送ってくれて物なんだけど」
「おう、それは聞いた」
「でね?ボクここんところうっかりウェイトトレーニングしちゃっててちょっと腕周りとか方とか来作ってさ、それ、着れなかったんだよ、ね……」
「あ、ぁぁぁあああ?!」
「で、連絡したらさ『全く育ち盛りもいい加減にせーよ』とか言いながらも慌てて管理人が仕立て直して送ってくれたんだよね」
「い、が、え、ぐ、じゃ、じゃあ、オ、レが今、着て…るのは」
「えーっと、2月くらいのボクの体型に合わせた礼服?」
「信じられねぇーー!!!何だこの弟はゴムじゃねぇんだからそんなに単純に伸びたりすりゃぁ良いってもんじゃねぇんだぞ畜生!!!オレは何でこんなに見事にオンナ顔でガッツリと肉がつかんのだ!!!」
「いいじゃん見事なヒップラインなんだから」
「そんなのは男として褒め言葉にもりゃしねぇーーー!!!!」
「いいじゃない、兄さんは兄さん、それ以上何が変わるのさ。そのままでいいよ」
「……う、ぐ」
「ね?そのまま年取るなとか阿呆な事は言いやしないからさ」
「……ア、ル」
「ミニだろうが豆だろうがミジンコだろうかドルフィーだろうが兄さんはボクの大切なたった一人の兄さんなんだからね!」
「何でお前か土壇場でオレの怒りを買う事をつらつら言いやがるかこの木瓜が!!!誰がウルトラミニマムハイパーミジンコ豆粒ドチビかーーー!!!」(幻の鋼の右)
「がっっは!!!」(吐血)








「酷いなぁ最後迄殴られた」
「当たり前だこの馬鹿弟が!」







 
 
 



 
『3月のカーテンコール』 2005.2.27

決め台詞でお後が宜しく無いようで!(笑)


  

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